2005年12月2日

欧州中央銀行は、昨日ユーロ圏の公定歩合を2・25%に引き上げました。ドイツでは今後再度2・5%まで上昇するという見方が有力です。その理由は、原油価格の高騰などによって、インフレ圧力が高まっているということですが、内需が低迷しているドイツにとっては、利上げは景気にとって悪影響を及ぼすに違いありません。付加価値税の引き上げなど、2年後には景気を悪化させる政策が取られることが決まっており、ドイツの成長率は今後さらに低い水準にとどまることが確実と言えそうです。

日本で日経平均が4年ぶりに1万5000円を超えたことは、ドイツの新聞でも大きく取り上げられています。今度の景気回復は本物なのでしょうか。

先日ミュンヘンで大人気の炭火焼レストラン「ブレナー」に行きましたが、あまりのサービスの悪さに愕然。デザートを食べ終わり、お金を払った後に話の続きをしていたら、ボーイがやってきて「すみませんが、今日は混んでいますので・・・・」と慇懃無礼に客を追い出す始末。従業員の態度が悪いにもかかわらず、レストランは、金満家風の老若男女で超満員。レストランの中は、ドイツの景気の悪さと無縁な雰囲気でした。態度の悪い店は、ボイコットして欲しいものですが・・・・。